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第35回(令和6年度)手話通訳士試験・公開された実技試験の感想

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まずは受験された皆さん、お疲れさまでした。

合格された方はおめでとうございます。

1076名が受験、合格者が59名、合格率は5.5%

数字から見えることは、

受験者が少ない

合格率が低い

40代50代の合格者が6割を占める

手話通訳士試験を受験するまでの過程を考えると、

6割が中年層というのはうなずけます。

合格率に関しては、

公開されたデータを見てみると納得します。
過去問題・正答 – 社会福祉法人聴力障害者情報文化センター

とっても難しいです。

聞き取り2問、読み取り2問

全部難しい。特に読みとりは、無言で終わった方もいるのでは?

聞き取りは早口で、情報量が多いです。

ポイントをつかんで要約しないと手話が付いていけないでしょう。

読みとりは、「手加減していない」感じがします。

手話や口形を「はっきりと表してあげよう」といった配慮はなく、

普段のろう者の手話(しかも早口)でした。

この4問で60点以上を獲るのは難しかったでしょう。

今後、このレベルが標準として求められるとすれば、

試験勉強はより長期の取り組みが必要になり、

より難易度を上げて取り組まなければなりません。

実技の試験勉強というと、

聞き取りも読み取りも、2~3分の内容を練習しますよね?

これからはもっと長い、5分10分といった教材を探しましょう。

集中力を高める、持続できるようになりましょう。

普段からろう者に会って読み取るのが一番良い方法です。

ただ、試験は映像を見ます。

映像の平面的な情報にも慣れる必要はあります。

聞き取りも読み取りも、必ずアウトプットしながら練習します。

手を動かす。読み取って声を出す。

これをやらないと練習の効果は半減します。

ただ、受験された方は特に、読みとりの動画を見返してください。

口形がたくさん付いていて、

口形を頼れば、かなり意味を掴めるはずです。

自分の足りないところは何なのか。

きちんと把握して次につなげてください。

今回の結果を受けて再度受験する方。

次回から受験する方。

どちらも、早めに始動することをお勧めします。

指導する我々も対応できるよう動き出します。

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