近年、テレビや街中で手話を見かける機会が増え、手話への関心が高まっています。
しかし、実際に手話を学んだり、手話通訳者と関わったりしたことがある人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。
今回は、20歳以上の男女200名を対象に行われた「手話」に関するアンケート調査の結果から、私たちがどれくらい手話について知っているのかを紐解いていきます。
ほとんどの人が「手話を見たことがある」一方で、実際に話せる人はごくわずか
まず、手話を見たことがあるか尋ねたところ、95%が「見たことがある」と回答しました。
しかし、「手話を話せるか」という質問に対しては、「手話通訳士レベルで話せる」と答えた人は0人という衝撃的な結果に。
さらに、**「簡単な手話なら話せる」と答えた人もわずか3%**にとどまりました。
この結果から、多くの人が手話に触れる機会はあるものの、実際に習得している人はほとんどいない現状が浮き彫りになりました。
手話にまつわる誤解、あなたはいくつ知ってる?
この調査では、手話に関するいくつかの誤解についても質問しています。
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「手話は世界共通である」
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この質問に対し、35%の人が「はい」と回答しました。しかし、実際には手話は言語であり、日本語にも「日本手話」や「日本語対応手話」があるように、国や地域によって異なります。
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「口話や筆談があれば手話は不要である」
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この質問には、10%の人が「はい」と回答しました。しかし、口話や筆談では、ろう者と健聴者の円滑なコミュニケーションを妨げる可能性があります。
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この調査結果は、多くの人が手話に興味を持っている一方で、正しい知識がまだ十分に広まっていないことを示しています。
手話を学ぶことの意義
手話は、単なるコミュニケーションツールではありません。
手話を学ぶことは、ろう文化や聴覚障がいについて理解を深める第一歩になります。
今回の調査結果を受けて、手話への関心をさらに深めてみてはいかがでしょうか。
株式会社ウェブギフトが運営する「オフィスギフト」は、この記事の元となったアンケート調査を実施しました。
出典元:
手話に関するアンケート調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000051606.html
オフィスギフト:https://www.officegift.jp/
ご覧いただきありがとうございました。