手話、日常会話 手話、独学

耳が聞こえない犬に手話を教える夫婦の物語

スポンサーリンク

こちらのニュース記事から紹介します。

言葉が通じなくても、音が聞こえなくても、心は通じ合える。

ブラジルのサンパウロ州で、耳の聞こえない犬が、同じ障害を持つ夫婦に引き取られ、手話を通じて新しい人生を歩み始めた物語が、SNSで大きな感動を呼んでいます。

「ゾキ」との運命の出会い

この犬の名前は「ゾキ」。以前は動物保護施設「エリゼウ研究所」で暮らしていました。白い毛と、左右で色が違う神秘的な瞳を持つゾキは、その愛らしい姿でSNSでも人気者でした。

そんなゾキの存在を、友人の投稿で知ったのがマイヤラ・バチスタ・マンゴリンさん。
銀行員として働く彼女もまた、聴覚に障害を抱えています。
ゾキの姿に一瞬で心を奪われたマイヤラさんは、夫のジェアン・カルロス・デ・オリヴェイラさんとともに、すぐに施設に連絡を取りました。

2人にとって初めての保護犬でしたが、迷いはありませんでした。

「責任は伴いますが、それ以上の大きな愛情があります」とマイヤラさんは話します。

手話で紡ぐ、新しい絆

ゾキを家族として迎えたマイヤラさん夫妻は、手話でゾキとのコミュニケーションを始めました。
「座れ」「伏せ」「待て」といった基本的なサインを、愛情と忍耐をもって教えています。

ゾキはすでにいくつかの手話を理解し始めており、夫婦の温かい指導のもと、順調に成長しています。
この様子を映した動画はSNSで拡散され、再生回数はなんと3,000万回を超えるなど、大きな反響を呼びました。

ゾキが手放された理由

ゾキは、耳の聞こえない特性が原因で、前の飼い主に捨てられた可能性が高いと見られています。
動物行動学の専門家でもあるエリゼウ研究所の代表、レイラ・アブレウ氏によると、白い毛と異なる目の色を持つ犬や猫は、聴覚に問題を抱えている個体が多いそうです。

ゾキも同様に聴覚障害があることが検査で判明しました。
音に反応しないことで、前の飼い主との間に絆を築けなかったのかもしれないとアブレウ氏は推測しています。

必要なのは「忍耐と理解」

施設では、ゾキの新しい家族を探すにあたり、外見のかわいらしさだけでなく、「世話に必要な忍耐と理解」を何よりも重視しました。
そして、まだ幼いゾキに多くの時間を割くことができると判断されたマイヤラさん夫妻が、最終的な里親に選ばれたのです。

アブレウ氏は、「動物の行動に異変を感じたとき、性格の問題と決めつける前に、病気や聴覚の検査をしてほしい」と訴え、この特別な物語を通じて、より多くの人に動物福祉への関心を持ってもらいたいと締めくくりました。

「愛は言葉の壁を越える」と言いますが、この夫婦とゾキの物語は、まさにそれを証明しています。
手話という新しい言葉で心を通わせる彼らの日々は、私たちに温かい感動を与えてくれます。

ご覧いただきありがとうございました。
感想や要望は記事のコメントでお願いします。
スキやフォローもよろしくお願いします。
必ずフォローバックします。

#犬のいる暮らし #保護犬を家族に #手話 #聴覚障害 #心で繋がる #言葉はいらない #愛情は言葉を越える #ブラジル #ゾキ

私、あらかわいおりのメンバーシップです。メンバー限定の情報をお届けします。

私の著書です。手話の勉強法を身につけましょう。

私のnoteの有料記事がお得に読めるマガジンです。

  • #犬のいる暮らし
  • #ブラジル
  • #手話
  • #聴覚障害
  • #保護犬を家族に
  • #言葉はいらない
  • #心で繋がる
  • #愛情は言葉を越える
  • #ゾキ
スポンサーリンク

-手話、日常会話, 手話、独学