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手話通訳の重要性について考えたことはありますか?
手話通訳者の存在は、聴覚に障がいを持つ人々にとって言葉の架け橋となるだけでなく、
社会全体にとっても価値のある存在です。では、手話通訳は果たして誰のために、何のために存在するのでしょうか。
手話通訳者になること③について考えていく中で、手話通訳の役割や必要性について深く探求していきたいと思います。
手話通訳者の醍醐味や社会的な役割について考えながら、手話通訳が持つ可能性や重要性について探っていきましょう。
そもそも「手話通訳を目指す」ことって、どうゆうこと?
手話通訳士試験の受験資格には、
「20歳以上の者」となっています。
その意味は、手話通訳者として活動できること。
大人であることを意味していると思います。
学校教育(チャイルドエデュケーション)は、
答えがある勉強です。
点数で評価できる勉強を重ねた人が優秀とされます。
それに対して、手話通訳者を含めた大人の(社会の)勉強、
アダルトラーニングは、
答えがない勉強です。
ゴールもありません。
答えがないというのは、決まった正解がないということです。
手話通訳を行う環境は、
・依頼者
・情報保障を受ける人
・情報を発信する人
・手話通訳者(本人、同僚)
・第3者
・場所、時間、移動距離
など、複雑に関係する要因があります。
「医療通訳ならこんな注意事項がある」
「舞台通訳ならこれがポイント」
そんな風に決めてかかる考え方は、
チャイルドエデュケーションの考え方です。
いつも、何が起こるかわからない。
その時の状況にあわせて、最善の対応をする。
それが常に求められるのが手話通訳です。
手話を勉強しようと思い始めたころは、
ただ一所懸命勉強して、
聞こえない方と手話でお話しできることを目指すのです。
それがある程度できるようになったとき、
手話通訳者をめざそうと思ったら、
その時は学生と社会人の違いを考えてみてください。
「ハードルが高い」のと、「目指さない」の違い
気に障ると感じる方はご容赦願います。
チャイルドエデュケーションの感覚でも、
ある程度の技術を持った手話通訳者にはなれます。
その人たちが「これ以上のステップアップは、ハードルが高い」
と思っていることが、
じつは「目指さないだけ」という場合があります。
学校教育と同じ感覚で、
「合格点に達した」から、そこで向上する気持ちを、
終わりにしてしまう。
さらに勉強を続ければ、
リーダーになれるし、指導者にもなれます。
それは、「目指さない」だけだと私は思います。
そんな人たちは、「こうすればいい」
「これでいい」と思っているので、
精一杯臨機応変に対応することができないのではないでしょうか。
「いろいろあるからね」と言って、
具体的なアドバイスをくれない人というのは、
そんな人たちではないかと思います。
「イタイこと言う」と思ったら、
一緒に頑張ってみましょう。
誰のため?なんのため?
手話通訳者と呼ばれる人になると
情報保障
対人援助
そういった仕事をこなします。
舞台上の手話通訳や映像に映り込むのは
情報保障と言えるでしょう。
対人援助は医療の手話通訳や
各種手続き、相談窓口など
双方向に意思を伝えるものです。
広義に言えばすべて対人援助です。
手話通訳者として経験を積んでいくと
命や財産など、重責を担うことが増えます。
警察や消防署などに手話通訳者の名簿が提出され
緊急の依頼があります。
依頼の種類に関わらず
誰のための手話通訳なのか
何のための手話通訳なのか
常に自問自答して
その場その時に一所懸命対応する
できなかったことがあれば
明日の現場で反省を活かすことが大切です。
あとがき
誰でも手話を始めようと思ったときは、
何も知らずに無我夢中でやっているだけです。
聞こえない方と、少しでもお話しできると、
それはもう嬉しかったり。
勉強が進んで、
手話通訳者を目指すようになって、
合否で挫折や喜びを知って、
現場に立っていくのです。
どれほど経験を重ねても、
反省ばかりで、
自分の良くないところを、
何とか出さないように必死の毎日。
でも、続けている理由は、皆それぞれ持っています。
しんどいけれど、
「自分がいないと困る人がいる」
「わかってくれる仲間がいる」
手話を学習中の方
手話通訳者を目指している方
おぼろげにでも、イメージをもって
いつか「ああ、こういうことなのか」
そう思っていただければ幸いです