手話、日常会話 手話、独学 手話統一試験 手話通訳士

聞こえる私が手話を学んだら、世界がこんなにも変わった

スポンサーリンク

この記事はアフィリエイト広告を含みます。

私は聞こえる人間として、ある日ふとしたきっかけから手話を学び始めました。

「ちょっとくらい話せたら便利かな」――最初はそんな軽い気持ちでした。でも、学び始めてみると、そこには想像をはるかに超える“深い世界”が待っていました。

この記事では、**「手話を学ぶと、どんなふうに人生が変わっていくのか」**を、私自身の体験を交えながらお伝えします。


1. 「友達100人」ではきかない人間関係が生まれる

手話講習会の仲間、地域サークル、ろう者の友人、そして現場で出会う先輩通訳者や受験仲間…。

気がつけば、“手話で出会った人”が何十人、何百人と増えていきました。

彼らとの関係は、単なる知り合いを超え、時に家族のように支え合う存在になります。

「人との出会いの質が変わる」――まさにそんな実感を、日々感じています。


2. 試験ラッシュが続くうちに、緊張にも強くなる

手話を学ぶと、必然的に試験や評価の場が増えます。

・奉仕員の認定試験
・手話通訳者養成講座の修了テスト
・全国統一試験
・手話通訳士試験

そして、資格を取っても終わりではなく、研修、更新、指導準備と学びは続きます。

そうした中で、だんだんと試験慣れしてきて、“本番で力を発揮する力”がついてくるのです。これは、通訳者としての“芯”を育ててくれます。


3. 自由な時間は減る。でも、それ以上のものを得られる

気づけば平日は手話サークル、週末は研修や講座。
試験に向けた勉強や、現場での活動、講師としての準備…。

手話に関わる時間がどんどん増えていく。

一見「自由時間がなくなる」と思えるかもしれませんが、実はそれが、自分の生きがいになっていくのです。

“手話に時間を使っている自分”が、少しずつ誇らしく思えてくる。それもまた、大きな変化のひとつです。


4. クローゼットが地味になる!?通訳者あるある

手話通訳の現場では、派手な服装や柄物はNG。視認性を考えて、無地でシンプルな服装が基本です。

気づけば「ユニクロが最強」と思うようになり、服を選ぶ基準も「手話に向いているかどうか」に。

おしゃれを犠牲にしているようで、でもそれ以上に、「伝えること」を優先する自分に変わっていくのです。


5. 「伝わらなかった経験」が、学びを深める

通訳をしていて「?」という表情を返されたり、「もっと勉強しようね」と言われたことも、正直あります。

恥ずかしさや悔しさを感じることもありますが、その積み重ねが、確実に力となっていくのです。

むしろ、そういう場面にこそ、本当の学びがあると実感しています。


6. 緊張せずに、ろう者と自然に会話できるようになる日が来る

学び始めた頃は、聞こえない人と会話するのが怖かった。通じなかったらどうしよう、失礼なことを言ったらどうしよう…。

でも、ある日ふと、居酒屋でろうの友人とゲラゲラ笑っている自分に気づいたのです。

その瞬間、「通じた!」という喜びが胸いっぱいに広がりました。

会話が通じるって、こんなに嬉しいんだ――。その感動は、ずっと心に残っています。


7. いつの間にか、“マイノリティの味方”になっている

手話を通じて、障害者福祉や情報保障、社会モデルに興味を持つようになりました。

また、日常の中でも差別や偏見に敏感になり、「誰かの声になる」よりも、「寄り添える人でありたい」と思うようになったのです。

手話は、私自身の価値観まで育ててくれる存在になりました。


8. 医療知識がやたら詳しくなる!?通訳者ならではの“副産物”

医療現場での通訳が多いため、検査の流れや医療用語が自然と身についていきます。

また、病院に行く機会も増え、受付や会計、処方箋の流れにも詳しくなります(笑)

「あの病院はスタバがある」「こっちにはタリーズがある」なんて、病院内のカフェ情報にも詳しくなるのは、通訳者あるあるかもしれませんね。


9. 手話は「聞こえない人のため」だけじゃない

通訳現場では、医師や看護師など、“聞こえる側”にとっても通訳者はありがたい存在です。

手話通訳者は、「聞こえない人のための人」ではなく、「双方をつなぐ存在」。
社会全体の中で、**“言葉の架け橋”**としての役割を担っています。


✨まとめ:手話がくれた、新しい人生のかたち

手話を学び始めたことで、私の人生は確かに変わりました。

  • 人とのつながりが深くなる
  • 学び続ける姿勢が自然と身につく
  • ふとした場面で、人の役に立てる
  • 世界が静かに広がっていく

服装が変わっても、自由な時間が減っても。
その分、自分だけの物語が増えていくのです。

手話を知らないあなたにも、ぜひ伝えたい。

一歩踏み出せば、今とはまったく違う風景がきっと見えてきます。

このブログが、手話に関心を持つ誰かの背中をそっと押せたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私のnoteの記事を紹介します

手話通訳士・統一試験 実技対策:ついやってしまうことに注意!減点されないための実技試験対策ガイド

技術だけじゃ足りない。手話通訳者の「心」と「技術」を育てるおすすめの5冊

手話通訳士試験対策|聞き取り力を鍛える7場面 × 音声3速付き教材

手話読み取り技術を高める:試験突破のための効果的練習法

スポンサーリンク

-手話、日常会話, 手話、独学, 手話統一試験, 手話通訳士