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手話通訳士試験参考図書「コミュニティ通訳」を紹介

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水野真木子・内藤稔著『コミュニティ通訳』(みすず書房)は、

日本における多文化共生社会の現実と課題を深く掘り下げた、

実践的かつ理論的な概論書です。

医療、司法、行政、教育、災害時など、

日常生活のあらゆる場面で求められる「コミュニティ通訳」の役割と重要性を、多角的に解説しています。

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手話通訳士試験を目指すあなたへ──“通訳”を制度と社会から捉え直す一冊

手話通訳士試験を目指して学ぶ中で、

「制度」「権利」「通訳の倫理」「現場での判断」といったテーマに出会い、

どう向き合えばいいか迷ったことはありませんか?


水野真木子・内藤稔著『コミュニティ通訳』(みすず書房)は、

まさにこうした疑問に対し、医療・司法・行政・教育など多様な分野における

「通訳」の役割と責任を多角的に解き明かす一冊です。

手話通訳というフィールドに身を置く私たちにとっても、

本書は「言語保障」「制度的支援」「通訳者の資質」といった重要テーマを深く理解する助けとなります。


とくに手話通訳士試験の出題範囲に含まれる

【通訳制度の理解】【通訳者の倫理】【行政や医療現場での通訳対応】

といった分野に直結する内容が豊富に含まれており、

参考文献としても非常に価値の高い一冊です。

コミュニティ通訳の概念と定義を知る

試験合格のための参考図書として、

興味を持つ本だと思います。

手話教育や福祉の歴史のように、暗記できれば回答できる試験科目がありますが、

「手話通訳のあり方」のような試験科目は、

この本や手話通訳士倫理綱領などを読んで、概念や定義を理解する必要があります。

そのうえで「手話通訳者としてふさわしい行動の選択」などが問われます。

 

この本と「手話通訳士倫理綱領」そして「コミュニティ通訳入門」

この3冊を読むことは必須だと私は思います。


📚 書籍の概要と構成

本書は、以下の主要な章立てで構成されています:

  1. コミュニティ通訳とは
    「言語権」という基本的人権の観点から、コミュニティ通訳の意義と必要性を論じています。

  2. 医療通訳
    妊婦検診での通訳ミスが家族に与える影響など、医療現場での具体的な事例を通じて、通訳の質と倫理の重要性を示しています。

  3. 司法通訳
    放火事件の裁判での通訳の難しさや、取り調べ時の通訳の正確性が被疑者の権利に直結することを解説しています。

  4. 行政通訳
    市役所の窓口での通訳業務や、学校での通訳の現状と課題を取り上げ、行政サービスにおける通訳の役割を明らかにしています。

  5. コミュニティ通訳者の資質と倫理
    通訳者に求められる対人コミュニケーション能力、異文化対応能力、職業倫理などを詳述しています。

  6. コミュニティ通訳者教育
    大学や専門機関での通訳者養成の現状と課題、資格認定制度の整備の必要性を論じています。


🌍 多文化共生社会への提言

本書は、通訳者だけでなく、通訳を利用する側(外国人住民や専門職)への教育の重要性も強調しています。

また、通訳者の社会的地位の向上や、

少数言語話者への対応など、今後の多文化共生社会に向けた具体的な提言がなされています。

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✨ 書評まとめ

『コミュニティ通訳』は、通訳者、行政職員、教育関係者、

多文化共生に関心を持つすべての人々にとって、

貴重な知見と実践的な指針を提供する一冊です。

日本社会が直面する多様性と共生の課題に対し、

具体的な事例と深い洞察をもって応える本書は、

まさに現代日本における「通訳」の教科書といえるでしょう。

手話通訳士試験の受験者だけでなく、統一試験受験者にも読んでいただきたい。

また、受験者だけでなく、

手話通訳士として活躍中の人もぜひ読んでいただきたい1冊です。

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