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これから初めて手話関係の試験を受ける方も、
再度合格を目指している方も、
一度この記事を読んでみてください。
ポイント
・どうしても勉強に身が入らないときがある
・まだ大丈夫と思ってしまう
・どうせみんな同じ気持ちだと思って安心してしまう
手話学習を通して試験突破を目指す皆様へ、
気付かずにはまってしまう落とし穴について、乗り越えるコツをお伝えします。
まず、手話学習において、試験に向けて努力する中で誰もが同じ気持ちを抱えることがあります。
やらなければならない焦りに反して、集中できないということが起きます。
結局無駄に時間が過ぎていく。
集中できないならやめてしまおうか、という気持ちになります。
しかし、簡単に勉強を怠ってしまうことの大きなデメリットも念頭に置いておく必要があります。
継続することのメリットを理解し、
特に通訳士試験においては筆記における、継続することの重要性を認識しておくことが重要です。
さらに、「耳が痛い」と感じるアドバイスこそが成長への近道であることを忘れないでください。
手話学習における試験突破への道のりは決して容易ではありませんが、
克服すべき落とし穴を理解し、効果的な学習法を取り入れて前進していきましょう。
手話通訳士です。
手話通訳者として20年ほど活動しています。
スポーツの指導歴が長く、数千人に指導してきました(ろう者含む)。
スポーツと医療の手話通訳経験が豊富です。
手話通訳を仕事にしています。研修や試験対策の講師もやっています。
手話を覚えたい方、勉強中の方、手話通訳者、みなさんへの、
手話に関する「活字でわかりやすいアドバイス」
を投稿しています。
試験突破を目指す手話学習者へ、落とし穴に注意して!
みんな同じ気持ち
手話学習者の皆さん、大切な試験に向けて努力を重ねた経験は、
多かれ少なかれお持ちでしょう。
元々、何かしらの目標があって手話を学ぼうと思ったのですから、
その途中に幾多あるハードルは、なるべくならスムーズに超えていきたい、
誰もが思うことです。
みんなが同じ気持ちで学び、成長していることを忘れずに、仲間同士励まし合っていきたいものです。
お休みしちゃった大きなデメリット
私たちにとって手話は
「覚えたての言葉」「覚える途中の言葉」なのです。
きちんと自分の脳に定着していない情報なので、
休んでしまうと簡単に忘れてしまいます。
私たちにとって手話は、
覚えにくくて忘れやすいものなのです。
休んでしまった結果、一度覚えかけたことを忘れてしまうのは、
とてももったいないことです。
忘れずにいる間に復習すれば、記憶の定着に役立つのですが、
忘れてしまったあとでは、文字通りのやり直しになってしまいます。
落とし穴にはまらない勉強方法
続けることの大きなメリット
勉強を続けていると、さほど実力は上がっている実感はないのですが、
続けている間は前回の記憶を復習するので、
結果的にコツコツと情報が脳に定着していきます。
これが大きなメリットです。
勉強に限らず、課題に取り組むときはメリハリをつけた方が気楽です。
気持ちの盛り上がりの手助けで週に2~3度、
2時間3時間集中するような勉強方法の方もいらっしゃると思います。
その場合インターバルの間にどうしても忘れてしまいがちなのと、
長時間取り組んだことを、次回復習しようとすると、
復習に時間を取られるデメリットがあります。
モチベーションの波に左右されずに、毎日短時間でもコツコツとやると、
復習にかかる時間が短いし、すぐに思い出せるので記憶しやすいです。
繰り返し復習することで記憶の定着を確かなものにします。
特に通訳士試験の筆記
通訳士試験の筆記試験が苦手だ、億劫だという方は、
なおさらコツコツやりましょう。
本番までに何順も繰り返し過去問を解くことで、
記憶に定着していきます。
最初は全体を通して何順か勉強して、
だんだんと苦手なことを重視しながら進んでいきます。
にがて分野だけに集中してしまうと、
せっかく覚えたことを忘れてしまうので、
まんべんなくやることは続けます。
福祉の歴史や、読解力が苦手だなど、
克服に時間がかかりそうなことは早めに取り組んでいきましょう。
「耳が痛い」と思った人へ
人から「今が頑張る時ですよ」と言われたときに、
「分かっている」とか、
「うるさい」とか、そういう気持ちになった人は、
やらなきゃならないことは分かっていて、
やっていない自分を認めるからこそいらだつのです。
自分を見つめなおすことは大切です。
一所懸命やった結果と、
「もっと頑張れたのにやらなかった」後の結果では、
どちらが納得できるでしょうか?
またさらに1年、時間をかけることは
あなたにとっていろいろな意味で負荷がかかることになるでしょう。
私は自身の反省を込めて言っているのです。
つい、「忙しい」とか「疲れた」などといっては、
勉強をあと延ばしにしてしまった結果、
不合格を嘆いた経験があります。
同じことを経験してほしくないのです。
この章を読んで「ちょっと目が覚めた」
そう思った人は、今夜から勉強しましょう。
ジョギングに例えると、
10日に1回全力で走って満足感を味わう人より、
毎日短距離でもコツコツ走る人の方が走力は身に付きます。
短時間でいいので、
飽きないように工夫しながら、
コツコツ続けてください。
みんな同じ気持ち
手話の試験はたいてい2月、5,6月、10月、12月です。
2月や10月12月の試験を目指している人は、
5月あたりから秋まで「まだ時間はある」「どうせみんなお休みしているよ」
そう思って手を抜いてしまいがちです。
うさぎとかめ
は、今も昔も変わりません。
そんな時にコツコツやった人から合格していくのです。
私にとって最大の難関に挑戦した時がありました。
あまり準備もできずに1度目の試験があって、
当然のように不合格でした。
「この壁は、自身最高の努力をしなければ突破できない」
そう思って1年後の試験に向かって勉強を始めたのは、
受験が終わった次の日からでした。
不合格の通知よりずっと前からになります。
毎日淡々とやりました。
実技の練習がしんどくなったら筆記の勉強をやったり、
それが気分転換でした。
2回目の試験の直前まで努力した結果、
私は合格したのです。
あとがき
休まずコツコツやった人には、
良い結果が訪れやすいです。
もしよい結果が、すぐには表れなくても実力は上がっています。
試験突破は結果であって、
本当の目的は実力アップなのです。
このような努力をしなくても、
するすると難関を突破する人もいます。
そういう人は難関だとは思っていないかもしれませんね。
でも、
努力をして苦しい思いをしてきた人には、
思いやりや、やさしさが身についていくと、私は思います。
この記事の他にも、効率の良い勉強法などの記事も書いていますので
参考にして頑張ってください。
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皆さんが歩きやすいように、ガイドしていけたら幸いです。
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