手話を学んでいる方なら、「シャドーイングのとき、鏡のように真似したら左右が逆になってしまうけど、これは大丈夫なの?」と疑問を感じた経験があるのではないでしょうか。
疑問に思った人は正しい
実際、その通り。手話は自分の利き手を使って表現するのが基本です。
動画の中のろう者が右手を使っていたとして、あなたが鏡越しに真似すると、自然と左手が動いてしまいます。
このため、「手話が左右反対になっちゃった…」と最初は戸惑うかもしれません。
でも安心してください。
この原則だけ知っていれば、シャドーイング中に深く悩む必要はありません。
手話単語をシャドーイングで身につけていくうちに、実際のコミュニケーションの場面では自然と自分の利き手が動くようになってきます。
余裕のある人は
もし脳に少し余裕がある時は、「動画のろう者と同じ利き手」でシャドーイングしてみるのもおすすめです。
このトレーニングは脳にも良い刺激になり、より深い学びにつながります。
シャドーイングの大切な目的
そして、シャドーイングで大事なことは、単に手の動きだけを真似するのではなく、手話が持つ「すべて」を模倣すること。
手だけでなく、顔の表情や体の動きまで含めて再現してみてください。
私たち健聴者はどうしても能面のような無表情の手話になりがちですが、これを脱却することが上達の近道です。
「読み取りの力がつけば、自然と聞き取りもできるようになります」とよく言われます。
だからこそ、まずは読み取りを中心にコツコツ練習するのがおすすめです。
「読み取りマラソン」
そこで、今日から「読み取りマラソン」を一緒に始めませんか?私は毎日、皆さんと一緒に手話動画の読み取り練習に取り組んでいます。一つのテーマを3日間練習し、3日目には私自身の読み取りをお手本の映像としてお届けしています。
手話通訳士試験、実技試験突破のために、また、統一試験突破のためにも、
一つ上のレベルを目指してみませんか?
毎日の小さな積み重ねがどれだけ大きな力になるか、ぜひご自身で体感してください。一緒にコツコツ練習して、手話の読み取り力をアップさせていきましょう!
今日も一日、あなたの手話学習を応援しています。
ご覧いただきありがとうございました。