手話、独学

手話学習、独学に最適な「パラレル学習」とは?

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ひめちゃん
私は手話講習会に通っているけど、
それだけじゃダメなの?
手話講習会は良い学びの場ですが、
教わった内容を効果的に身につける「学びのテクニック」
を活用すればさらに上達します。
それが「パラレル学習」です。
学科にも実技にも効果的ですので参考にしてください。
いおり

手話学習の特徴、忘れやすく覚えにくい?

手話を覚えるために、
私たちがやってきたこと、
おそらく今もやっていること。

それは残念ながら、効率の良いものではありません。

「私は記憶力が悪いから(なかなか上達しない)」
などどいわれる方が大勢いらっしゃいます。

しかし、それは事実ではありません。

効率の良い、忘れにくい学び方があります。

「パラレル学習」と、プラスアルファで、
「忘れにくく覚えやすい」コツをお届けします。

手話学習の「忘れやすさ」

手話講習会。

講師も生徒も一所懸命やっているのですが、
なかなか身につかないジレンマというものは、
多くの人が感じることでしょう。

そもそも、手話に限らず学習というものは、
「忘れやすく、覚えにくい」ものでした。

その理由は、
・学習のポイントをつかんでいない
・効率的な覚え方を知らない

そういったことが理由です。

ポイントについては別の機会に詳しくお話しします。

今回は効率的な覚え方について説明していきます。

パラレル学習とは

パラレル学習とは、今と過去(復習)、未来(予習)を、
同時並行的に進めるものです。

今の学習を積み上げていくだけでなく、
振り返って学習することで、過去にわからなかったことが理解できたり、
予習をすることで、
今の学習に深い理解や質の高い疑問が生まれます。

行きつ戻りつすることで記憶の定着が一層進みます。

手話講習会のパラレル学習

手話の学習をパラレル学習と結びつけることによって、
大きな上達の効果が得られます。

手話講習会の進行自体は課題を積み上げていくやり方であっても、
(講師がパラレル学習を意識していればなおよいですが)
受講生が意識していればできます。

講習会の前に予習をすることによって、
当日の理解が深まります。

講習会後に復習することで、
記憶の定着がより確かになります。

さらに過去の学習を振りかえることによって、
講習会全体の流れが理解できたり、
新たなヒントに気づくことができます。

聞き取りや読み取り練習でパラレル学習

例えば、手話表現で「指差し」(代名詞化)を練習するとき。

一通りやった例文を使って別の課題を練習します。

具体的な課題でなくても、
・前後の文章がつながるような表現ができたか
・表情や体の向き、動きが手話の言語として合っているか
なども大切なことなのでチェックしましょう。

さらに、
声が聞こえてから手話を始めるタイミングを、
普段よりずっと遅れてやってみる。

それがどれほど難しいか、
なぜ難しいのか考えてみる。

読み取りも同様です。

読み取るだけでなく、
手話をシャドーイングしてみる。

知らない単語や言い回しは、
シャドーイングできません。

シャドーイングできなかったところは、
おそらく読み取りで言葉になっていません。

うんと遅れて言葉にしてみたり、
口形をメインに読んでみたり、手話をメインにしたり、
自分の声の抑揚を確認したり。

はば広く取り組むことで気づきを得られます。

絶対的に不足している「アウトプット」

樺沢紫苑著「学びを結果に変えるアウトプット大全」によると、

大学生を対象にした調査で、
インプット(教科書を読む)と、
アウトプット(問題集を解く)の割合は、
7:3でした。

それに対して、最も学習効果が上がる比率は、
インプット3,アウトプット7の、
3:7が、「学習の黄金比」であることがわかっています。

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