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統一試験は、手話奉仕員から手話通訳者になるために、
越えなければならない関門です。
何が難しいと感じるかは人それぞれですが、
統一試験ならではという科目は一つだけでしょう。
実技試験の場面通訳です。
それ以外は、ほかの手話関係の試験問題を参考に、
勉強できるのではないかと思います。
統一試験独特の実技科目
統一試験の実技試験は「場面通訳」です。
試験当日は緊張を強いられることもあり、
また、場面通訳の練習を積んでいない受験者は、
混乱してしまうことがあります。
場面通訳とは
.実技試験
場面通訳試験(場面における聞き取り及び読み取り通訳) 1問
ろう者ときこえる人の会話場面が映像で約4分間流れます。
ろう者ときこえる人の会話場面を通訳して下さい。
出題内容は、相談、医療、労働、文化活動等に関する問題とします。
通訳内容はビデオカメラで収録し、採点評価します。
とあります。
まさに手話通訳者の現場で起こりうる状況を、
映像を使って再現するわけです。
手話の発言を読み取って、
健聴者の発言を手話で表す。
これを録画して採点します。
試験としての場面通訳の難しさ
その難しさは2つあります。
ひとつは、
頭が混乱して、
手話→日本語
日本語→手話
この変換を間違えてしまうことです。
日本語→日本語になってしまうことがほとんどで、
手話→手話もあるかもしれません。
この間違いをやってしまうと、
パニックになって、
正しい変換が、すぐには出来なくなる人もいます。
もう一つの難しさは、
このための練習が準備しにくいことです。
聞こえない人と聞こえる人の、
ちょうどいい会話の状況というのは、
なかなか準備できません。
どうやって練習すればいいのか
練習方法として最適なのは、
学習教材のDVDを見て練習するのが一番でしょう。
全国手話通訳問題研究会で購入できます。
出来れば複数の教材で練習しましょう。
繰り返し、何度も練習してください。
映像と自分の姿をビデオに録ると、
振り返りができて効果的です。
本番で大切なこと
教材を見てもわかるように、
どのような場面での会話なのか、
最初に説明があります。
その場面のイメージを想像して、
その現場にいる当事者に伝わるように、
情報を届ける努力をしてください。
手話は自身をもってはっきりと。
読み取る声は抑揚をつけて、
口ごもらないで。
その他全般
教材にはDVDの他に、
過去問と答えがついています。
おおよそ試験の傾向はつかめるので、
勉強しましょう。
文章読解が苦手な人は、
参考書を手に入れることをお勧めします。
私のブログにもいくつか参考記事がありますので、
ご覧になってください。