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全国手話通訳者統一試験、独学で突破するためのポイントとは

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統一試験は、手話奉仕員から手話通訳者になるために、
越えなければならない関門です。

何が難しいと感じるかは人それぞれですが、
統一試験ならではという科目は一つだけでしょう。

実技試験の場面通訳です。

それ以外は、ほかの手話関係の試験問題を参考に、
勉強できるのではないかと思います。

統一試験独特の実技科目

統一試験の実技試験は「場面通訳」です。

試験当日は緊張を強いられることもあり、
また、場面通訳の練習を積んでいない受験者は、
混乱してしまうことがあります。

場面通訳とは

2024年度の手話通訳者全国統一試験の手引きには、

.実技試験
場面通訳試験(場面における聞き取り及び読み取り通訳) 1問
ろう者ときこえる人の会話場面が映像で約4分間流れます。
ろう者ときこえる人の会話場面を通訳して下さい。
出題内容は、相談、医療、労働、文化活動等に関する問題とします。
通訳内容はビデオカメラで収録し、採点評価します。

とあります。

まさに手話通訳者の現場で起こりうる状況を、
映像を使って再現するわけです。

手話の発言を読み取って、
健聴者の発言を手話で表す。

これを録画して採点します。

試験としての場面通訳の難しさ

その難しさは2つあります。

ひとつは、
頭が混乱して、
手話→日本語
日本語→手話
この変換を間違えてしまうことです。

日本語→日本語になってしまうことがほとんどで、
手話→手話もあるかもしれません。

この間違いをやってしまうと、
パニックになって、
正しい変換が、すぐには出来なくなる人もいます。

 

もう一つの難しさは、
このための練習が準備しにくいことです。

聞こえない人と聞こえる人の、
ちょうどいい会話の状況というのは、
なかなか準備できません。

どうやって練習すればいいのか

練習方法として最適なのは、
学習教材のDVDを見て練習するのが一番でしょう。

全国手話通訳問題研究会で購入できます。

出来れば複数の教材で練習しましょう。

繰り返し、何度も練習してください。

映像と自分の姿をビデオに録ると、
振り返りができて効果的です。

本番で大切なこと

教材を見てもわかるように、
どのような場面での会話なのか、
最初に説明があります。

その場面のイメージを想像して、
その現場にいる当事者に伝わるように、
情報を届ける努力をしてください。

手話は自身をもってはっきりと。

読み取る声は抑揚をつけて、
口ごもらないで。

その他全般

教材にはDVDの他に、
過去問と答えがついています。

おおよそ試験の傾向はつかめるので、
勉強しましょう。

文章読解が苦手な人は、
参考書を手に入れることをお勧めします。

私のブログにもいくつか参考記事がありますので、
ご覧になってください。

 

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