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全国手話検定の5級から1級までの特徴や試験対策を詳しく解説。各級に必要な語彙数や学習ポイントも紹介。これから手話を学ぶ人にも、受験準備中の人にも役立つ内容です。
tags: [手話検定, 全国手話研修センター, 手話学習, 手話通訳, 試験対策]
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全国手話検定の級別対策ガイド|5級〜1級までの学習法と語彙の覚え方
手話を学び始めたばかりの方も、そろそろ検定に挑戦したい中上級者の方も、
**全国手話検定試験**を活用すれば、今の自分の手話レベルがはっきりと見えてきます。
この記事では、**各級の試験目標・語彙数・おすすめ対策**をまとめてご紹介します。
全国手話検定とは?
全国手話研修センターが主催する、手話のコミュニケーション能力を測る検定試験です。
試験は5級〜1級までの7段階で、学習者のレベルに応じて挑戦できます。
- 会場試験:年1回(秋)
- インターネット試験:年1回(冬予定)
- 出題語彙は「わたしたちの手話学習辞典」に準拠
各級の試験目標と語彙数の目安
| 級 | 試験の目標 | 語彙数の目安 |
|------|------------|--------------|
| 5級 | 自己紹介・基本会話ができる | 約200〜300語 |
| 4級 | 日常生活の話題で会話ができる | +約500語 |
| 3級 | 社会生活や経験を語れる | +約1,000語 |
| 2級 | 社会全体の話題で平易な会話 | 数千語 |
| 準1級 | 一部専門的な会話も可能 | さらに高度な語彙 |
| 1級 | あらゆる場面で自然な会話ができる | 全級の語彙が対象 |
※各級は、前の級の語彙に新語彙が加わる累積形式です。
5級の対策ポイント|自己紹介と基本単語をマスター
**目標**:ろう者と簡単な挨拶や自己紹介ができる
**例文のトピック**:名前・家族・趣味・年齢・仕事 など
**覚えておきたい単語例**:ありがとう、あかちゃん、あした、いぬ、いもうと
✅ 対策:
- 短い自己紹介文を作って繰り返し練習
- 単語の手の動き+口形をセットで覚える
4級の対策ポイント|生活に密着した表現を強化
**目標**:家庭や生活の出来事を話せる
**追加単語例**:あさって、いちじかん、おんせん、かいもの、かいご
✅ 対策:
- 「朝起きてから寝るまで」の行動を手話で表現してみる
- 日常の会話文を作成し、会話練習に挑戦
3級の対策ポイント|社会参加の話題も表現できるように
**目標**:社会生活に関連した内容を語れる
**追加単語例**:うんてん、えんちょう、くすり、あきらめる
✅ 対策:
- 病院・学校・職場など、身近な社会シーン別の手話練習
- 読み取り教材を使って表出力(アウトプット)を鍛える
2級の対策ポイント|より広い語彙力と構成力を意識
**目標**:社会的なやり取りでスムーズに会話ができる
**追加単語例**:インターネット、アルバイト、アレルギー、印刷、疑う
✅ 対策:
- 「話題別単語」を整理して記憶
- 手話ニュースなどを活用してスピードに慣れる
- 会話に必要な接続語や表情表現も意識する
準1級の対策ポイント|応用的な力を試されるステージ
**目標**:専門的な内容にも部分的に対応できる
**追加単語例**:アイデア、IT、あいまい
✅ 対策:
- 行政・医療・福祉に関する単語と文章の練習
- 話題の切り替えや、意見を述べる力も意識
- 読み取り+即時の表出トレーニングを重視
1級の対策ポイント|実践力と自然な流れを意識
**目標**:どんな場面でも自然に会話できる
**出題語彙**:全級の語彙+時事・抽象語彙含む
✅ 対策:
- 医療、法律、災害対応などあらゆる場面を想定
- 即興で答える力(反応力)と表現の正確さを両立
- 高度な文章構成や感情表現にも挑戦
まとめ|級を追うごとに“実践力”が問われる
手話は、単なる言語学習ではなく「人と人をつなぐスキル」です。
全国手話検定を通して、あなたの学習の節目・成長の証を感じてみませんか?
目標に合った級から、まずは一歩を踏み出してみましょう!
私のnoteの記事を紹介します。
ぜひ読んでみてください。
手話通訳者荒川いおり
【保存版】全国手話検定の級別対策ガイド|5級〜1級までの学習ステップ
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