手話、独学

手話学習の始め方、効果的な勉強法:独学から始めるステップバイステップ

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手話学習の始め方、効果的な勉強法について知識を深めましょう。


手話はコミュニケーション手段としてだけでなく、
聴覚に障がいを持つ方々との理解を深めるためにも重要です。


この記事では、独学での手話学習から教室活用法、効果を高めるポイント、
さらに手話学習を支援するアプリ「SureTalk」まで幅広くご紹介します。


手話に興味を持ち、学習をスタートさせたい方や効果的な学習法を模索している方は、
ぜひ参考にしてみてください。

 

いおり
いおり
荒川いおりプロフィール

手話通訳士です。
手話通訳者として20年ほど活動しています。
スポーツの指導歴が長く、数千人に指導してきました(ろう者含む)。
スポーツと医療の手話通訳経験が豊富です。
手話通訳を仕事にしています。研修や試験対策の講師もやっています。
手話を覚えたい方、勉強中の方、手話通訳者、みなさんへの、
手話に関する「活字でわかりやすいアドバイス」
を投稿しています。

 

 

手話学習の始め方と効果的な勉強法

手話学習の効果を高めるポイント手話を学ぶことは、コミュニケーション能力を高めるだけでなく、
障害者や介護の方とのコミュニケーション手段としても役立ちます。


そこで、手話学習の始め方と効果的な勉強法について探ってみましょう。

独学での手話学習におすすめの方法

元々、手話は話す相手がいて成り立つものです。

独学で覚える際も、
相手が見ているイメージを持つことは大切です。

なので、「他者からどのように見えるか」を、
知ることのできる方法を取り入れましょう。

・鏡の前でやってみる。
・録画、録音する。
などです。

また、手話関連のイベントがあったら、
出かけてみましょう。

イキイキと手話で会話する様子を見たり、
思い切って声をかけてみるのです。

グッズ販売でなにか購入した際に、
「ありがとう」と手話でやってみてください。

初めての会話は、あなたの大きな励みになりますよ。

指文字、単語など

手話を独学で学ぶ際には、手話の基本的な単語や指文字から始めると良いでしょう。

指文字は、ひらがなやカタカナに相当すると思ってください。

手話で会話するときの補助的な使い方をします。

ネットで検索すると一覧表や画像、動画を見つけることができます。

すべてできるようになるために、コツコツと練習します。

基本的に相手から見た形を表記しています。

鏡を見るなどして確認しましょう。

単語は、名詞や動詞などに相当します。

日常会話や自己紹介などに使われる単語から、
徐々に覚えていきます。

「初めまして、私は佐々木と言います」と言えるようになって、
相手が自己紹介を返してくれた時、
名字の手話がわからないと困りますよね?

一通りの名字を覚えておくことが大切です。

また、名字は地名と同じことも多いので、
地名にも興味を持ちましょう。

手話辞典があると、はかどります。

NHKのアプリで検索すると、
アバターが動画で表現してくれます。

もう一つ、「数字」。

手話の数字は私たちからすると独特です。

基本的には片手で表せます。
これも表を見て練習します。

多くの人が「8」を表すのに苦労します。

努力しましょう。


このように、動画や書籍を活用して、
自分のペースで学ぶことができます。


また、手話を使った会話を取り入れることで、
効果的に学習を進めることができます。


ずっと独学よりは、講習会や手話サークルに入って、仲間を作ったり、
聞こえない人と交流しながらステップアップしていきましょう

手以外にも大切な手段があります

手を使った表し方以外にも、
・口形
・空書
・表情
などがあります。

伝えたいポイントなどに口の形を添えます。
(必ずではありません)

「明日山形へ行きます」この時、
「やまがた」または「あした/やまがた/いく」
などと口形を付けます。

空書は主に漢字を顔の前の空間に指で書きます。
対面の場合は掌に書いて見せる場合もあります。

表情は喜怒哀楽を手話と一緒に表します。

健聴者は、表情が乏しいと、よく言われます。

聞こえない方から「表情が豊かだね」と褒められたら、
最高の評価と思ってください。

 

手話を学ぶことで、自分の思いをより正確に表現できるようになり、
コミュニケーション能力が向上します。


手話は言葉だけでなく身振りや表情も重要な要素となるため、
より豊かなコミュニケーションが可能となります。


手話は相手の目を見て交わすコミュニケーションです。


私たちは普段しっかりと相手の目を見て話すことはしないので、
慣れていくことは大切です。

 

手話学習をサポートするおすすめアプリ「SureTalk」とは?

手話学習をスムーズに進めるためには、継続が重要です。
毎日少しずつでも練習をすることで定着しやすくなります。
また、手話を使ったコミュニケーションを意識して練習することで、実践力も身につけることができます。

手話学習を効果的にサポートしてくれるアプリとして「SureTalk」があります。


このアプリは、手話の基本から幅広く学ぶことができ、
学習記録やフィードバック機能も充実しています。

手軽に手話学習を始めたい方におすすめです。

手話を学ぶことは、言葉だけでは伝えきれない思いを表現する手段として非常に重要です。
手話学習を通じて、
自分自身の表現力やコミュニケーション能力を向上させることができるので、
ぜひ取り組んでみてください。

あとがき

手話講習会に通いたいけれど、 仕事や家事の都合で定期的に通う自信がない。

そのような理由で手話を学ぶことをあきらめている人は多いです。

毎日手話通訳をやっていると、学び方について質問されることがあります。

「 独学で手話を学ぶ場合は、なにかしらテキストを用意して勉強するといいですよ」
私はいつもそのようにお答えします。

語学でもスポーツでも「ナチュラルアプローチ」というのがあって、
いきなり目的の言語などに飛び込む方法はあります。

外国人のお相撲さんが流ちょうに日本語を話すのはこの方法だと言えます。

ナチュラルアプローチの利点は、 日本語の癖がつかずに手話を覚えられることでしょう。

半面、一定のレベルに到達できるまではわからないことだらけで、
大変苦しい思いをすると思います。

ことばは、相手が理解してくれてナンボです。

自分がどれくらいできた× 相手がどれくらいわかるか〇 なのです。

自分のコミュニケーションレベルを確認できないことが、 独学の最大の壁です。

なので、独学の合間に
・ろう者と会話してみる
・検定試験に挑戦してみる
このような取り組みをはさむことは必須でしょう。

まずは
・手話の単語を覚える
・日常会話ができるようになる
それを目標にコツコツやってみてください。
がんばって!

 

 

 

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