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第35回(令和6年度)手話通訳士試験
改めて公開された情報を何度も見ました。
いくつか気が付いたこと、
今後どのような試験対策をしたら良いのか。
私見を述べます。
以前と今回の実技を比較して
実技は全般、1分30秒くらいで収録されています。
例えば聞き取り問題ですが、
33回の「食品ロス」は約390文字でした。
35回の「手すり」は約460文字でした。
同じ1分30秒で70文字増えた。
つまり、「早口になっている」ということです。
読みとり問題も同様に1分30秒くらいです。
映像が公開されているものを私の目で見比べると、
今回はとても難しく感じます。
難しいと感じる理由は、
ろう者の「普段使い」の手話を意識しているのかな?
あいまいな手話でも、あえて修正(撮り直し)せずに採用しているのかな?
と思うからです。
ろう者の皆さんからすれば、
「普段の会話が読み取れなかったらダメだろう!」と言われそうですね。
初めて思った「参考図書」への疑問
第35回(令和6年度) 手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験) 参考図書一覧
これを見てみると、
実技試験の参考図書は提示されていませんね。
筆記試験は参考図書で勉強できる。
実技試験はどうやって勉強すればいいのでしょうね。
参考として提示できる図書がないと受け止めるべきなのか。
「実技は伝聞!」という考えなのか。
今までは毎年「似たり寄ったり」の合格率で、
「似たり寄ったり」の難易度だったと思います。
だから、合格者の経験が受験者に活かせました。
勉強法や技術のアドバイスが役に立ちました。
しかし、これほど難しくなると、
受験勉強をレベルアップする必要があります。
以前なら「合格レベル」だったものが、
されに2割、3割レベルアップしなければならない。
筆記試験は参考図書という「はしご」があるので、
頑張れば合格できます。
実技は何を伝って頑張ればいいのでしょうか。
勉強法の工夫
私のnoteの記事「脱ウルトラマン」
に書きましたが。
通訳士試験の実技が1分30秒くらいだからと言って、
短い教材ばかりやっていたのでは、体力がつきません。余裕がありません。
脳を「もっと難しい状態」に置いてみましょう。
聞き取りは再生速度を1.2倍にするとか、
読みとりも倍速にするとか、3つくらい立て続けにやるとか。
受容するトレーニングに初聞きの音声ー音声のシャドーイングをする。
NHKの「持論公論」「視点論点」など。
社会大学の耳慣れない講座などもおすすめです。
勉強は何事もアウトプット付きでやります。
聞き取りは手を動かす。読み取りは声を出す。
今まで以上の負荷をかけていくしかないことを理解しましょう。