手話、独学

手話、独学、表現のフレームを意識した学び方:理解を深め、スキルを高める

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手話の表現において、フレームを意識することの重要性を探ってみましょう。

手話とは、単なるジェスチャーではなく、その手の動きや位置、
身体全体の動きが意味を持つ独自の言語です。

手話通訳者や学習者にとって、
手話の表現はコミュニケーション手段として欠かせません。

だからこそ、手話のフレームを正しく把握し、
使いこなすことが重要になってきます。

手話を学ぶ際には、単語や手の形だけでなく、
その中でのフレーム構造や身体の位置関係もしっかりと理解することがポイントです

このブログ記事では、手話のフレームに焦点をあて、
その意味や使い方について詳しく解説していきます。

手話の世界をもっと深く探求するために、
フレームを意識して学んでみましょう。

フレームとは

手話を表すときには、
おおよその枠「フレーム」があると覚えましょう。

左右で言うと、
脱力した腕のひじをやや広げたあたり。
それが手話で表す幅で

上下で言うと、
上は顎まで
(もちろん顔付近で表す手話は別ですよ)
下はおへその上あたりでしょうか。

手話を見る人との距離によっても加減が必要で、
接近して大きな手話だと見にくい

舞台上で小さな手話も分かりにくい

ワイプに収まるときは映像に収まるように気を遣います。

ステップ1、聞こえない方の手話を見て学ぶ

テレビ、YouTube動画、DVDなど、
聞こえない方の手話を参考にすることは最も重要です。

ネイティブですから、自由にお話しされていますが、
みなさんそれぞれ、一定の範囲(フレーム)のなかで、
手が動いていることがわかると思います。

フレームを考えるために、
一旦読み取ることをやめて見てみましょう。

ステップ2、手話をシャドーイングしてみる

DVDやYouTube動画ならば、再生速度を下げることができます。

それをシャードーイングしてみましょう。

シャドーイングとは、
見たまま(音声ならば聞こえたまま)真似てみる練習方法です。

映像で見る手話を、同じ動き、同じ大きさで真似てみましょう。

目的は「フレームを身につける」ことです。

もし手話の単語がわからないとしても、
真似をするだけで構いません。

第3者が見て、見やすい手話の大きさ、範囲を意識します。

ステップ3、フレームを意識して聞き取り表現をやってみる。

ステップ2で意識したフレームをイメージして、
聞き取り表現してみましょう。

講習会に通っている方は、
教材として使った聞き取り表現の資料があると思います。

それを録音して使います。

私は数十の文章をスマホに録音してあって、
いつでも練習できるようにしています。

意識は「フレーム」です。

表現の間違いなどは別の機会にチェックしましょう。

ビデオに収めると一目瞭然です。

自分の映像はなるべく見たくないかと思いますが、
たまには必要ですので、
やってみてください。

 

フレームの感覚がわかってきたら、
無意識でもフレームを維持できることがベストです。

私が大切にしているポイントは、
手話を始めるときの両肘の間隔を決めておくことです。(大事)

肘がわき腹についているようだと、
とても小さいフレームになり、
離れすぎると大きすぎます。

自分にとって「この肘の間隔」というものがあって、
いつもそこからスタートできれば、
あなたの手話は安定したフレームで見やすいはずです。

余談ですが、

シャドーイングって、
鏡になるから、
映像の人と逆になるよね?

という疑問を感じた人はいませんか?

そうです。逆になります。

自分の手話表現がしっかり身についてくると、
逆にならないでシャドーイングできます。

逆になってしまう人は、
そのままで練習してください。

余談その2

映像の話者が左利きだった場合は、
右利きの学習者にとっては逆にはなりません。

え?手話に利き腕があるの?

あります。

手を動かすときに、
・左右でメインで動く手
・片手で表す手
これが利き手です。

例えば、右利きの場合は、
「田」という手話は、
左手を盾に指3本出しておいて、
右手を横に指3本をあてがいます。

「行く」という手話は、
右手の人差し指を動かします。

ただ、それが逆になったからと言って、
大きな問題ではないと私は思いますが、
基本的に利き腕を動かすと、
手話がスムーズに表せると思います。

あとがき

ニュースやDVD、YouTubeなどで手話を見て
どんな風に見えるか、見にくいと思った理由は何か
自分なりに考えましょう。

自分をビデオ撮影して確認してみましょう。

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