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ANAグループの手話バッジに関するニュースを要約し、ブログ向けの記事として紹介文をまとめました。
すべての人にやさしい空を目指して、コミュニケーションの未来をつなぐ一歩
2025年5月12日、ANAグループが約20年ぶりに手話バッジのデザインをリニューアルしました。
この手話バッジは、手話技能検定4級または全国手話検定4級以上を取得した客室乗務員や空港係員が着用するもので、
「手話での対応が可能です」というメッセージを視覚的に伝えるシンボルです。
空の旅を安心して楽しんでもらうために、誰もが気軽に声をかけられるように──。
そんな願いが込められた今回のデザイン変更は、単なる“見た目”の更新にとどまらず、社会の変化とニーズの高まりに応える、大切なメッセージの再設計でもあります。
背景にある、社会の変化と手話への注目
2024年4月、改正障害者差別解消法が施行されました。
これを機に、企業や公共サービスにおけるユニバーサルデザインや合理的配慮への注目が一層高まっています。
また、2025年には**東京でデフリンピック(聴覚障がい者の国際的スポーツ大会)**の開催も予定されており、手話やろう文化への理解を深める好機が訪れています。
こうした流れを受け、ANAグループも「すべての人に優しい空」を実現するべく、手話を使う方も使わない方も、ともに心地よく過ごせる環境づくりを進めています。
新しいバッジに込められた想いとは?
今回の新デザインは、従来の「手話」という文字情報中心のバッジから脱却し、より直感的で、誰にでも伝わるユニバーサルなアイコンへと進化しました。
象徴的なのは、「手と手の交流」を表現したシンボル。
交差する指先をハートに見立て、「思いやり」「やさしさ」「つながり」を表現したこのデザインには、手話を通じた心の触れ合いへの期待が込められています。
また、視認性を高めたデザインによって、手話での対応が必要な方が、これまで以上に安心して声をかけられるよう工夫されています。
担当者のコメントから見える、やさしさの設計思想
ANA CX推進室CX戦略部サービス基盤チームの鈴木杏奈さんは、次のように語っています。
「新しいデザインを考えるうえで大切にしたのは、『温かみ』と『親しみやすさ』でした。
手話に馴染みのない方でも、“これは手話のバッジだ”と自然に気づけるようなデザインにしたかったんです。」
「このバッジが、空港や機内での手話コミュニケーションの架け橋になり、もっと多くの人にANAの手話サービスを知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。」
企業のバリアフリー対応が“形式的”に感じられることも多いなか、ANAが取り組むこのリニューアルは、手話を「見せる」だけでなく「伝える」ための一歩として、大きな意味を持っています。
2025年5月より、順次着用スタート!
新しい手話バッジは、2025年5月12日から順次、ANAグループの客室乗務員や空港係員によって着用が始まります。
もし空港や機内でこのバッジを見かけたら、ぜひ気軽に手話で話しかけてみてください。
ANAのスタッフが、きっと丁寧に対応してくれるはずです。
最後に:すべての人が安心して旅を楽しめる未来へ
ANAグループは、これからも「すべての人に優しい空」を目指し、年齢・性別・国籍・障がいの有無を問わず誰もが快適に過ごせるサービスづくりを進めていくとしています。
手話が“特別”ではなく、“当たり前”の選択肢になる日常へ。
このバッジが、そんな未来へのひとつの架け橋になることを願ってやみません。
✈️ 詳細はこちら:ANA公式プレスリリース