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まずは受験された皆さん、お疲れさまでした。
合格された方はおめでとうございます。
1076名が受験、合格者が59名、合格率は5.5%
数字から見えることは、
受験者が少ない
合格率が低い
40代50代の合格者が6割を占める
手話通訳士試験を受験するまでの過程を考えると、
6割が中年層というのはうなずけます。
合格率に関しては、
公開されたデータを見てみると納得します。
過去問題・正答 – 社会福祉法人聴力障害者情報文化センター
とっても難しいです。
聞き取り2問、読み取り2問
全部難しい。特に読みとりは、無言で終わった方もいるのでは?
聞き取りは早口で、情報量が多いです。
ポイントをつかんで要約しないと手話が付いていけないでしょう。
読みとりは、「手加減していない」感じがします。
手話や口形を「はっきりと表してあげよう」といった配慮はなく、
普段のろう者の手話(しかも早口)でした。
この4問で60点以上を獲るのは難しかったでしょう。
今後、このレベルが標準として求められるとすれば、
試験勉強はより長期の取り組みが必要になり、
より難易度を上げて取り組まなければなりません。
実技の試験勉強というと、
聞き取りも読み取りも、2~3分の内容を練習しますよね?
これからはもっと長い、5分10分といった教材を探しましょう。
集中力を高める、持続できるようになりましょう。
普段からろう者に会って読み取るのが一番良い方法です。
ただ、試験は映像を見ます。
映像の平面的な情報にも慣れる必要はあります。
聞き取りも読み取りも、必ずアウトプットしながら練習します。
手を動かす。読み取って声を出す。
これをやらないと練習の効果は半減します。
ただ、受験された方は特に、読みとりの動画を見返してください。
口形がたくさん付いていて、
口形を頼れば、かなり意味を掴めるはずです。
自分の足りないところは何なのか。
きちんと把握して次につなげてください。
今回の結果を受けて再度受験する方。
次回から受験する方。
どちらも、早めに始動することをお勧めします。
指導する我々も対応できるよう動き出します。