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手話の試験対策に取り組む際、学習方法や試験の準備は非常に重要な要素です。
特に、手話学習や読み取り試験へのエントリー前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
これからの記事では、手話の試験にフィーチャーされた具体的な対策方法と、
効率的な学習テクニックを深掘りしていきます。
手話は単に言語学習にとどまらず、社会への広い視野を持ち、
コミュニケーションの架け橋としての役割も果たしています。
最近のポストでは手話通訳者の日々の学びや経験に焦点を当て、
実際の場面での挑戦や解決策についても触れています。
また、手話を独学で学ぶメリットやデメリット、日常会話の上達コツなど、
幅広い視点から手話学習のサポートができる内容を提供しています。
手話学習における大切なことを前半に掲載し、後半の連結記事では、
このテーマを更に深く掘り下げ、読者が手話でのコミュニケーション能力を高め、
試験にしっかりと対応できるよう導くことを目的としています。
手話を学ぶすべての人にとって、有用な情報源となることを願っています。
「結果」と「原因」はちがう
読み取り時に
・単語、数字を読み落とす
・誤読して勝手なストーリーを作る
それらは、「起こってしまった結果」です。
「読み落とさないように気を付けよう」
では解決しません。
「そうなってしまった原因」があるのです。
それは個別の原因があるので、
決めつけることはできません。
読める単語に飛びついて発声してしまった結果、
そのあとの単語を読み落としたのかもしれないし。
手話語りの最初の方で大切なキーワードを、
読み落としたからなのかも。
それだって、口形を注視していれば読めたかもしれないので、
人それぞれの原因があって、
人それぞれのアドバイスが必要です。
代表的な原因と対処法
早く言おうとしすぎる
特に試験当日は初見で映像を見るので、
見落としてはいけないという緊張感があります。
見えた手話は早く言いたい気持ちになります。
その結果、見えた手話、言えた手話の次を見落とす。
言えない。という失敗が起こります。
言う(表出)が優先されて、
見る(受容)がおろそかになってしまった結果です。
特にお話の最初の部分を見落とすと、
それがわからなかったために、
ずっと「半信半疑のまま読み取る」ことになりがちです。
どんな内容のお話なのか。
それをつかむことは重要です。
それがわかっていると、
中盤以降はずいぶん読み取りが楽になります。
では、どうすればよいのか。
ほんの少しでいいので、
手話を見て(受容)から、
言う(表出)までの時間を遅らせましょう。
それによって手話をしっかり見てから言うという、
受容優先の読み取りができます。
練習に使っている映像を使って、
・直ぐ言う
・1秒程度遅れて言う
・もっと遅れて言う
どのタイミングが一番情報がつかめるか、
言いやすいか(文章になって言えるか)
それを試してください。
例えば「自分は1秒程度待った方が読み取れる」
ことがわかったら、
試験当日は忘れずに実行しましょう。
口形を見ていない
ろう者の手話には、
必ず口形がついているというわけではありませんが、
試験のモデルで口形がなかった経験はありません。
私たち手話学習者の多くは、
口形をあまり見ていません。
口形は大きなヒントです。
手話だけを見ているのに比べると、
はるかに内容をつかむことができます。
手話だけでなく、口形や顔の表情を見て、
豊かな抑揚のある読み取りをしましょう。
今まで使ってきた映像を見返して、
まずは口形だけをよく見てください。
こんなにたくさんの口形がついていたことに、
驚くのではないでしょうか。
初見の映像でも、
一度読み取りをしてから、
改めて口形を見返すと、
自分が読めなかったところに口形が付いていて、
それも驚くと思います。
手話表現という「フレーム」の中の、
手話だけを注視しないで、
手話○○%、口形○○&、表情○○%
といった割合で見る練習を積み重ねましょう。
例外的に
指文字や空書の時は頭を切り替えて注視すると、
より読めるようになると思います。
当日のこと
読み取り試験当日のポイント
手話の試験
読み取り試験のポイントです
大事なことは
落ち着いて
試験当日の方法を練習しておく
読み取り試験は
・読み取った音声を録音
・読み取った内容を書く(全文、要約)
・読み取った内容についての設問に答える
この3つがほとんどでしょう。
私はどれも経験があります。
実施方法は試験の要綱に記載されていますので
同じ方法で練習しておきましょう。
録音する場合
・声を張って、語尾を濁さない
・落ち着いて、ほんの少しでもいいので
待ってから声にする、
・「わかった!」と思った瞬間に
その単語だけを言うことはしない
・どうしても読めなかったときは
その部分をあきらめてその先を読み取っていく
メモを取る場合
・自分が後でわかればいいのだから
キーワードと記号などを書く練習をしておく
「手話通訳者がろう者に言った」という内容なら例えば
ろ→つ 言う
「ろ」や「つ」を丸で囲めばより分かりやすいです
お話の流れがわかるようにメモを取ります
・5W1Hがわかるように
誰が、何をした(言った)のか、書き留めます
・書く手元を見ない練習をする
紙を見ている間に手話は進行していきます。
見なくても後で読めるメモが書ける練習をします。
メモを持参する場合は多めに準備します
端を折っておいてめくれるようにします。
私はA3のスケッチブックを使っていました
針金で閉じているノートはめくりやすいです
あとがき
・練習と本番は同じ筆記用具
私はメモ用に0.9ミリのシャープペンを使っていました
まず芯が折れることはありません
3色ボールペンを使う人もいます
色を変えると字が重なっても見えるからです
本番と同じ方法で何度も練習します
当日が迫ってきたら、難しい映像は取り組まないで
自分ができる映像で自信をつけて試験にのぞみます